鬼も十八番茶も出花

 鬼も十八番茶も出花(おにもじゅうはち ばんちゃもでばな)

意味:

「鬼のように恐ろしい人でも十八歳になればそれなりに美しく見え、質の劣る番茶でも淹れたては香りが良い」という意味のことわざ。

つまり、若さや初々しさは、それだけで魅力がある ということを表している。


由来:

「鬼も十八」= どんなに恐ろしい顔立ちの人でも、十八歳くらいになるとそれなりの美しさがある。

「番茶も出花」= 上等ではない番茶でも、淹れたてなら香りが良く、美味しく感じられる。

これらを合わせ、「若さや初々しさには、特別な魅力がある」とたとえた言葉。

使い方:

「彼女、昔はあんなにガキっぽかったのに、久しぶりに会ったら見違えるほど綺麗になってたよ。鬼も十八番茶も出花だな。」

「新入社員たちはまだ仕事ができないけど、若さとやる気があるね。鬼も十八番茶も出花ってやつか。」

このことわざを使った短編小説のアイデア

① 変わった幼なじみ

地味で冴えなかった幼なじみが、久しぶりに再会すると見違えるほど美しくなっていた――。


② 女剣士の青春

鬼のように恐れられていた女剣士が、十八歳になった途端、周囲から「美しい」と言われるようになり戸惑う話。


③ 新入社員の成長

「どうせすぐ辞めるだろう」と思われていた新人が、意外な才能を発揮して会社の期待を集める話。



ことわざから小説を執筆
#田記正規 #読み方 #会社 

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