鬼の首を取ったよう

 鬼の首を取ったよう(おにのくびをとったよう)

意味:

「大したことではないのに、まるで大手柄を立てたかのように大喜びすること」を表すことわざ。

本当に鬼の首を取るような大功績ならともかく、実際はそこまでの偉業ではないのに、大げさに喜ぶ様子を指す。


由来:

昔の戦では、敵の首を取ることが武功として評価された。特に鬼のように強い敵を討ち取ることは、大変な名誉とされた。

しかし、実際には些細な成果であっても、それを誇張して「鬼の首を取ったかのよう」に自慢する人がいるため、この表現が生まれた。


使い方:

「ちょっと試験でいい点を取っただけなのに、彼は鬼の首を取ったように自慢してくる。」

「新人が初めて契約を取ったけど、まるで鬼の首を取ったように騒いでるな。」

このことわざを使った短編小説のアイデア

① 小さな勝利、大きな自慢

町の将棋大会で初戦突破しただけなのに、「天才棋士だ」と大騒ぎする少年。しかし、次の対戦相手は本物の強者だった――。


② 新人営業の大手柄?

新人営業マンが、たまたま契約を取ったことで「俺は天才かもしれない」と舞い上がる。しかし、上司は「これで本当に実力があると思うなよ」と忠告する。


③ 勇者の勘違い

小さなスライムを倒しただけなのに「魔王を倒した!」と大騒ぎする自称勇者。だが、本当の魔王はそのすぐ近くに――。



ことわざから小説を執筆
#田記正規 #読み方 #会社 

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