会稽の恥

 会稽の恥(かいけいのはじ)**とは、 過去の大きな屈辱や敗北を忘れず、いつか雪辱を果たそうと誓うこと を意味する故事成語です。


由来:

中国の春秋時代、越王 勾践(こうせん) は、呉王 夫差(ふさ) との戦いに敗れ、会稽山(かいけいざん) に追い詰められました。勾践は屈辱に耐え、敵国の呉に降伏して数年間仕えました。しかし、復讐の機会をうかがいながら「臥薪嘗胆(がしんしょうたん)」の生活を送り、ついに呉を滅ぼして雪辱を果たしました。この故事にちなみ、大きな屈辱を忘れずに努力し続けることを「会稽の恥」と言います。


使い方:

「彼は前回の試合での敗北を会稽の恥として、猛練習に励んでいる。」

「あの企業は、一度の敗北を会稽の恥とし、数年後に市場を制した。」



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