一寸の光陰軽んずべからず

 一寸の光陰軽んずべからず(いっすんのこういん かるんずべからず)

意味:

「わずかな時間でも、決して無駄にしてはいけない」

つまり、時は貴重なものだから、一瞬たりとも軽く見てはならないという教訓です。


成り立ち:

一寸(いっすん)=わずかな長さ(約3センチ)を表すが、ここでは「ほんのわずかな時間」という意味で使われる。


光陰(こういん)=光は太陽、陰は月。すなわち「時間」のこと。


軽んずべからず=軽んじてはいけない。


この句は、中国・唐代の詩人や儒学者がよく好んだ言葉で、

日本では学問や修行の座右の銘として使われてきました。


使い方(例):

「ぼんやりしてたら、また1日が終わってた…」

 →「一寸の光陰軽んずべからず、って言葉が身にしみるな」


「受験まであと3ヶ月、時間が惜しいよ」

 →「うん、まさに一寸の光陰軽んずべからずだね」


小説アイデア:「光陰の一寸」

あらすじ:

高校最後の夏、演劇部の解散が決まった。

残されたのは、たった一週間――


「一寸(わずか)の時間しかない。でも、この光陰は一生忘れたくない」


主人公たちは、学校中の備品を使ってたった10分間の劇を作り上げる。

その短い舞台が、卒業後も語り継がれる伝説となる。


ひとこと詩風に:

一寸の時に、夢を込める

一瞬の光に、心を照らす

未来は、今のこの刹那に宿る



ことわざから小説を執筆
#田記正規 #読み方 #家族 #実家 #会社 

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