虻蜂取らず

 虻蜂取らず(あぶはちとらず)

意味

欲張って両方を狙った結果、どちらも手に入らないことのたとえ。

虻(あぶ)も蜂(はち)も捕ろうとして、両方とも逃してしまう──

つまり、中途半端な欲や行動が結局すべてを失うという戒めです。


ニュアンス

二兎を追う者は一兎をも得ずと似た意味。


計画性のなさ・優柔不断・焦りなどが裏目に出るパターンに使われます。


類似表現

二兎を追う者は一兎をも得ず


欲張りは損をする


あれもこれもは身を滅ぼす


船頭多くして船山に登る(意思の分散)


使用例

「副業と投資に手を出して、どっちも赤字。まさに虻蜂取らずだよ」


「あれもこれもって彼女にアプローチして、全部失敗してた。虻蜂取らずってわけさ」


「欲張りすぎると虻蜂取らずになるぞ。まずは一つに集中しな」


小説アイデア

タイトル:『あぶ、はち、とらず』


主人公は30代の営業マン・田島。

昇進目前の彼は、外資系からのスカウトも受けており、

どちらを選ぶか迷っていた。

一方で副業で動画配信を始め、さらに投資も手を出す。

だが、仕事に集中できず信用を失い、

副業もうまくいかず、投資も大損。

気づけばすべてを手放していた──

失ったものの大きさに直面し、

「次は一つに集中する」と誓う田島の再起の物語。



ことわざから小説を執筆
#田記正規 #読み方 #家族 #実家 #会社 


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