雪に白鷺

 「雪に白鷺(ゆきにしらさぎ)」ということわざの使い道を以下に紹介します。


■ 意味

雪の中に白鷺が立っていると、同じ白さのために姿がよく見えないことから、

あまりに調和しすぎて目立たないことや、違いが分かりにくいことのたとえです。

また、上品で静かで美しい様子を表すこともあります。


■ 使い方の例文

地味な服装について

「彼女は真っ白な部屋に白いワンピース。まさに雪に白鷺って感じで存在感が薄かったよ」


そっくりな双子を見て

「雪に白鷺だな。服も顔も声も似すぎて、見分けがつかないよ」


美しさのたとえとして詠む句や詩で

「朝靄に舞うその姿、雪に白鷺のごとし」


■ 使う場面のポイント

色や雰囲気が同化して見分けがつかないとき


静かで上品な存在を美的に形容したいとき


逆に、目立たなさや影の薄さを皮肉交じりに言いたいとき


■ 類似の表現

同じ穴の狢(見た目や性質が似ていて区別がつかない)


五十歩百歩(大差がない)


月に叢雲、花に風(美しさが隠れて見えにくい)



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