覆水盆に反らず

 覆水盆に反らず(ふくすいぼんにかえらず)」は、

一度起きてしまったことは、もう元には戻せないという意味のことわざです。

こぼれた水を盆に戻せない様子から生まれた表現です。


■ 意味

一度失敗したことや壊れてしまった関係は、取り返すことができない。


後悔しても過去は変えられない。


■ 使い方・使い道

失敗やミスを悔やむ場面

 - 締め切りを過ぎてしまったら、もうどうにもならない。覆水盆に返らずだ。

 - あの時の一言で関係が壊れたが、覆水盆に返らず、もう元には戻らない。


別れや関係破綻を示す場面

 - 離婚してしまった今となっては、覆水盆に返らずだ。

 - 信頼を失ったら、覆水盆に返らずということを肝に銘じた方がいい。


やり直しが効かないことを諭す場面

 - 失言には気をつけろ、覆水盆に返らずだからな。

 - 大事なデータは必ずバックアップしろ、覆水盆に返らずだぞ。


■ 類似表現

後悔先に立たず


覆水難収(ふくすいなんしゅう/同義の漢語表現)


親の死に目に会えぬ(不可逆の例え)




ことわざから小説を執筆
#田記正規 #読み方 #家族 #実家 #会社 




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