下手の横好き

 下手の横好き(へたのよこずき)」は、

上手ではないのに、そのことが好きで夢中になっている様子を表すことわざです。


■ 意味

技術や腕前は未熟だけれども、

その分野がとても好きで熱心に取り組んでいる人を指します。


「下手」=うまくない


「横好き」=自分勝手に強く好むこと(「よこしまな好き」ではなく、ただ“好き”なこと)


つまり、「あまり上手じゃないのに、なぜか熱中している」というニュアンスです。


■ 使い道・例文

自嘲的・謙遜として使う場合

 - 絵を描くのが趣味でね。でもまあ、下手の横好きだけど。

 - 料理が好きで毎日やってるけど、家族には「下手の横好き」って言われるよ。


やや皮肉・冷やかしとして使う場合

 - あいつ、毎週ゴルフに行ってるけどスコアは全然伸びない。下手の横好きってやつだな。

 - ダンスコンテストに出るって言ってたけど、見てるこっちが恥ずかしくなるくらい下手の横好きだ。


あたたかく見守るようなトーンでも使える

 - 下手の横好きでも、続けていればいつか上達するよ。

 - 子どものバイオリンは下手の横好きだけど、一生懸命なのが伝わってくる。


■ 類似表現

猫に小判(価値がわかっていない場合)


好きこそ物の上手なれ(※こちらは「好きなら上手くなる」という肯定的表現)




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