顰に効う

顰に効う(ひそみにならう)」とは、

本来はよいことを真似ようとしたのに、かえって失敗してしまうことのたとえです。


故事は、中国の「戦国策」から。

美しい女性の顔の「顰(ひそみ=眉をひそめる仕草)」を見て、別の女性が真似したが、美しくもなく、ただ醜く見えてしまったという話に由来します。


■ 意味

人のやることをそのまま真似しても、自分に合っていなければ逆効果になる。


表面だけ真似しても本質を理解しなければ失敗する。


■ 使い道の例

見た目の真似で失敗したとき

 「有名人のファッションをそのまま取り入れたけど似合わないね。顰に効うだよ。」


形だけの模倣を戒めるとき

 「やり方だけ真似しても成果は出ない。顰に効うにならないように、本質を理解しないと。」


ビジネスの場面で

 「成功企業のやり方をそのまま取り入れたがうまくいかなかった。顰に効うの典型だな。」




ことわざから小説を執筆
#田記正規 #読み方 #家族 #実家 #会社 




 

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