下手の考え休むに似たり

 下手の考え休むに似たり(へたのかんがえやすむににたり)」は、

考えの浅い人がいくら時間をかけて考えても、あまり意味がないということを表すことわざです。


■ 意味

能力が伴わない人の考え事は、たとえ長時間考えても効果が乏しく、

 まるで考えないで休んでいるのと同じようなもの、という皮肉や批判を含んだ表現です。


「下手」=未熟な人、思慮が足りない人


「休む」=何もしていない、頭を使っていない


■ 使い道・例文

努力しているが見当違いな様子を批判的に言う

 - 彼に戦略を立てさせても、下手の考え休むに似たりだ。

 - あんな会議、ただの時間の無駄だよ。下手の考え休むに似たりって感じ。


自嘲や謙遜として使う

 - いくら考えてもいい案が浮かばないよ。下手の考え休むに似たり、かな。

 - 僕の案じゃ大した効果もないだろうし、下手の考え休むに似たりかもしれない。


他人の思慮の浅さに対して冷ややかに言う

 - 無駄に時間をかけるだけじゃダメだよ。下手の考え休むに似たりだ。

 - あの企画、いくら時間かけても方向性がズレてる。まさに下手の考え休むに似たり。


■ 類似表現

能ある鷹は爪を隠す(実力者は多くを語らず)


策士策に溺れる(考えすぎて失敗する)


考えるより手を動かせ(行動の方が大事、という逆の意味)


■ 注意点

このことわざには皮肉や見下しのニュアンスが含まれているため、

使いどころによっては失礼になることがあります。

謙遜として使う分には柔らかく聞こえますが、他人に向けて使うときは注意が必要です。




ことわざから小説を執筆
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