群盲象を評す

 群盲象を評す(ぐんもうぞうをひょうす)

意味

多くの盲人が象に触れてその形を語り合うが、それぞれが触れた部分しか分からず全体像を理解できない様子を指します。転じて、狭い見識や部分的な知識だけで物事を判断することの愚かさを表します。


由来

このことわざはインド発祥の寓話に由来します。目の見えない人たちが象に触れ、「尻尾は紐のようだ」「足は柱のようだ」などと議論しますが、誰も象の全貌を知ることができませんでした。


使用例


新しいプロジェクトについて部門ごとに異なる意見が飛び交い、「群盲象を評す」の状態になっている。

一部のデータだけを見て結論を出すのは、「群盲象を評す」に過ぎない。

教訓

全体を把握するためには、多角的な視点や情報の統合が必要であり、狭い範囲の知識に固執してはいけないという教えを含んでいます。



ことわざから小説を執筆
#田記正規 #読み方 #会社 

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