蜘蛛の子を散らす

 蜘蛛の子を散らす(くものこをちらす)

意味

何かのきっかけで大勢の人が四方八方に散り散りになる様子を表します。恐れや混乱によって、まとまっていたものが一斉に分散することのたとえです。


由来

蜘蛛の子が巣の上に集まっているところを刺激すると、一瞬でバラバラに散り散りになる様子から来ています。この動きの速さと混乱の印象が強いため、この表現が使われるようになりました。


使い方


店の中に蜂が入ってきたとたん、客たちは蜘蛛の子を散らすように逃げ出した。

急な停電で、イベント会場の観客が蜘蛛の子を散らすように外に出ていった。

類義語


四散する(しさんする)

雀の散るよう(すずめのちるよう)

反意語


魚群のように集まる









ことわざから小説を執筆
#田記正規 #読み方 #会社 

コメント

このブログの人気の投稿

前車の轍(ぜんしゃのてつ)

山椒は小粒でもぴりりと辛い(さんしょうはこつぶでもぴりりとからい)