糞も味噌も一緒

 「糞も味噌も一緒」(くそもみそもいっしょ)は、「良いものも悪いものも区別せずに混同する」という意味のことわざです。本来、価値や性質が異なるものを分けて考えなければならないのに、すべて同じように扱うことを戒めています。


使い方の例:


彼は人の意見を糞も味噌も一緒にして批判するから、議論が進まない。

良いサービスと悪いサービスを糞も味噌も一緒に評価してはいけない。

ストーリーへの応用: このことわざを短編に取り入れる場合、登場人物が物事を一括りにして考えた結果、トラブルが起こるエピソードを描くと良いでしょう。


例:


新米編集者の美咲は、作家から送られてくる原稿の校正を任されるようになった。忙しさに追われ、内容の質をしっかり見ずにどれも同じような形式で修正を加えてしまう。ある日、ベテラン作家から「私の作品を他と同じように扱うなんて失礼だ」と厳しく指摘される。美咲はそこで初めて、「糞も味噌も一緒」に扱ってしまった自分の態度に気づく。


この経験を通して、美咲は物事の本質を見極める力を鍛えることの重要さを学んでいく。


このことわざは、テーマとして「判断力」や「細心の注意」を描くストーリーに最適です。



ことわざから小説を執筆
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