小田原評定

 小田原評定(おだわらひょうじょう)

意味:
「いつまでも結論が出ない会議や相談」を意味することわざ。
議論ばかり長引いて、結局何も決まらない状況を皮肉る言葉。

由来:
戦国時代、豊臣秀吉の軍勢が小田原城を包囲した際、籠城する北条氏側は評定(軍議)を何度も開いたが、結局決断が遅れて降伏することになった。
この歴史的な出来事から、無駄に長引く議論を「小田原評定」と呼ぶようになった。

使い方:
「このプロジェクト会議、もう3時間も続いてるのに何も決まらない。まるで小田原評定だな。」
「家族旅行の行き先を決めるのに3日もかかったよ。完全に小田原評定だった。」
このことわざを使った短編小説のアイデア
① 戦国時代の迷走する軍議
戦国時代、小国の武将たちは敵軍の侵攻にどう対応するかで揉めていた。しかし、何度会議を開いても意見がまとまらず、ついに敵が目前に迫る――。

② 企業の終わらない会議
とある大企業の重役たちは、新製品のデザインについて何時間も議論していた。しかし、全員が意見を言い合うばかりで、何も決まらない……。その間にライバル会社が先に新商品を発表し、大打撃を受けることに!?

③ 宇宙人との交渉
地球に宇宙人が来訪し、和平交渉の場が開かれる。しかし、人類側は会議ばかりして結論が出せず、ついに宇宙人の代表が「もういい」と言って帰ってしまう――。

ことわざから小説を執筆
#田記正規 #読み方 #会社

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