得手に帆を揚げる

 得手に帆を揚げる(えてにほをあげる)

意味:

「自分の得意なことや有利な状況を活かし、一気に勢いに乗ること」を指すことわざ。

船が順風を受けた際に帆を揚げ、素早く前進する様子から、「チャンスを逃さず、得意分野で一気に成功へと進む」ことのたとえ。


由来:

帆船は風を受けて進むため、追い風が吹いたらすぐに帆を揚げるのが鉄則。「得手(えて)」は「得意なこと」や「有利な状況」を指し、それに乗じて成功を掴むという意味が込められている。


使い方:

「彼はSNSでバズったのを機に、得手に帆を揚げるように有名になった。」

「チャンスが来たら迷わず行動しろ! 今こそ得手に帆を揚げる時だ。」

このことわざを使った短編小説のアイデア

① 風を掴む少年

漁村で育った少年が、ある日偶然手にした地図を頼りに「伝説の島」を目指す。最初は誰も信じなかったが、彼の知識と勇気で次々と困難を乗り越え、まさに「得手に帆を揚げる」ように成長していく。


② 一夜にしてスター起業家

無名のエンジニアが開発したアプリが、突然大ヒット。世間の注目を浴び、彼は「今しかない!」と投資を受けて会社を急成長させる。しかし、成功の裏には思わぬ試練が待っていた……。


③ 夢を掴んだ女優

舞台女優としてくすぶっていた彼女は、偶然の代役として主演の座を得る。そこでの演技が話題を呼び、「この波に乗るしかない」と次々と大役を掴んでいく。しかし、華やかな成功の裏には孤独もあった……。



ことわざから小説を執筆
#田記正規 #読み方 #会社 

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