売り言葉に買い言葉

 売り言葉に買い言葉（うりことばにかいことば）

意味:

「相手の挑発的な言葉に対し、感情的に言い返してしまうこと」を指すことわざ。

冷静になれば避けられる口論や争いが、言葉の応酬によってどんどん激しくなってしまうことを表している。

由来:

「売る」と「買う」という商取引の行為になぞらえ、相手が攻撃的な言葉を投げかけてきたら、ついこちらも負けじと言い返してしまうという状況を指している。

使い方:

「つまらないことで喧嘩になったのか？ 売り言葉に買い言葉だったんじゃないのか？」

「彼とは普段仲が良いのに、昨日は売り言葉に買い言葉で大喧嘩になってしまった。」

このことわざを使った短編小説のアイデア

① 夫婦喧嘩の果てに

結婚10年目の夫婦。些細な一言がきっかけで、売り言葉に買い言葉の応酬が始まり、次第に過去の不満まで爆発する。果たして二人は仲直りできるのか、それとも……？

② 武士の決闘

江戸時代、酒場での何気ない一言が原因で、若い武士とベテラン剣士の決闘が決まってしまう。だが、その言葉のやり取りは本当に戦う必要があったのか？ 売り言葉に買い言葉が生んだ悲劇とは。

③ スタンドマイクの戦場

人気お笑いコンビがテレビ番組の生放送中に大ゲンカ。相方の一言にカッとなり、つい売り言葉に買い言葉で言い返してしまう。笑いのはずが、二人の関係に決定的な亀裂が……。

ことわざから小説を執筆
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