牛を馬に乗り換える

 牛を馬に乗り換える(うしをうまにのりかえる)

意味:

「今までのものを捨てて、より優れたものに乗り換えること」。

特に、自分にとって都合のいいように、より良い相手や条件へと移る場合に使われる。裏切りや打算的な行動を指すこともある。


由来:

牛は力強いが遅く、馬は速くて機動性がある。そのため、遅い牛から速い馬へ乗り換えることが、より良いものへの移行を意味するようになった。


使い方:

「彼は会社の業績が悪くなった途端にライバル企業へ転職した。まさに牛を馬に乗り換えるだ。」

「恋人をあっさり別の人に乗り換えるなんて、牛を馬に乗り換えるようなものだね。」

このことわざを使った短編小説のアイデア

① 裏切りの恋

ある青年が貧しい恋人と結婚を誓っていたが、金持ちの令嬢に言い寄られ、迷った末に乗り換えてしまう。しかし、彼が得たものは本当に幸せだったのか……?


② 武将の決断

戦国時代、とある家臣が仕えていた主君が弱体化していくのを見て、より強い大名へと鞍替えしようとする。しかし、その決断が彼の運命を大きく変えてしまう——。


③ エリートの転職

あるビジネスマンが、自分を育ててくれた会社を捨て、大企業へ転職する。成功を手にしたかに見えた彼だったが、かつての仲間たちの冷たい視線が彼を苦しめ始める……。


ことわざから小説を執筆
#田記正規 #読み方 #会社 


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