言わぬが花

 言わぬが花(いわぬがはな)

意味:

「物事ははっきり言わないほうが趣や味わいがある」という意味のことわざ。

余計なことを言うと興ざめしたり、人を傷つけたりすることがあるため、時には黙っていたほうがよいこともある、という教え。


由来:

「花」は、美しく儚いものの象徴。すべてを言葉にすると、その美しさや余韻が失われてしまうことから、「言葉にしないほうが良いこともある」という意味で使われるようになった。


使い方:

「告白するか迷ってるけど、今の関係が壊れるのが怖いんだよね。」

→「それなら無理に言わなくてもいいんじゃない?言わぬが花って言うし。」


「上司に仕事のミスを指摘しようと思ったけど、かえって機嫌を損ねそうだったから黙っておいたよ。」

→「賢い判断だね。言わぬが花ってこともあるよ。」


「あの映画の結末、ネタバレしそうになったけどギリギリでやめた!」

→「それ正解!言わぬが花だよ!」


このことわざを使った短編小説のアイデア

① 伝えられなかった恋

長年片思いしている彼に想いを伝えようとするが、「今の関係を壊したくない」と悩む女性。やがて彼の結婚を知り、告白せずにいたことが正解だったのか、それとも後悔すべきだったのか——。


② 真実の行方

ある刑事が、事件の真相を知る。しかし、それを公にすれば関係者の人生が大きく変わってしまう。果たして、真実は語るべきか、それとも「言わぬが花」なのか?


③ 老人の秘密

亡き祖父の遺品から、昔の恋文が見つかる。それは祖母ではない女性に宛てたものだった。家族は真相を知るべきか、それとも「言わぬが花」として封じるべきか?



ことわざから小説を執筆
#田記正規 #読み方 #家族 #実家 #会社 


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