鰯の頭も信心から

 鰯の頭も信心から(いわしのあたまもしんじんから)

意味:

「どんなにつまらないものでも、信じる心があれば尊いものになる」という意味のことわざ。

信仰や信念の力は強く、たとえ価値のないものでも、信じる人にとっては大切な存在となることを表す。


由来:

昔の日本では、節分のときに 鰯(いわし)の頭 を玄関先に飾り、魔除けとして使っていた風習があった。

本来であればただの魚の頭だが、信じることで神聖なものとされることから、「信じる気持ちが価値を生む」という考えが生まれた。


使い方:

「そんなお守り、ただの石ころじゃないか。」

→「いや、大切なのは信じることだよ。鰯の頭も信心からって言うだろ?」


「占いなんて信じられないよ。」

→「でも、信じることで前向きになれるなら、それも意味があるんじゃない?鰯の頭も信心からだよ。」


「彼女、変なパワーストーンを買ってたよ。」

→「まあ、本人が幸せならいいんじゃない?鰯の頭も信心からってことで。」


このことわざを使った短編小説のアイデア

① 幸運を呼ぶ石

貧しい少女が道端で拾ったただの石。だが、それを「幸運の石」と信じて大切にすると、不思議と良いことが次々と起こるようになる——。


② 偽りの神像

村の守り神として崇められていた古い像。しかし、ある日それがただの木彫りの人形だったことが判明する。果たして村人の信仰は揺らぐのか?それとも、「鰯の頭も信心から」の力で奇跡が起こるのか?


③ 恋のお守り

片思いの彼にもらったボタンを「愛のお守り」として肌身離さず持ち続けた少女。果たして、そのボタンの力で恋は成就するのか、それとも……?


ことわざから小説を執筆
#田記正規 #読み方 #家族 #実家 #会社 

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