交喙の嘴

 交喙の嘴(いすかのはし)

意味

「言うことや考え方が食い違っていて、うまく噛み合わないこと」を表す言葉です。

意見のすれ違いや、考えの不一致をたとえています。


由来

「交喙(いすか)」は鳥の名前で、特徴として上下の嘴(くちばし)が左右にずれて交差しているため、

真っ直ぐには閉じず、普通の鳥のようにきれいに噛み合いません。

このことから、意見が食い違う様子や互いに話がかみ合わないことを、「交喙の嘴」とたとえるようになりました。


ニュアンス

会話や議論がうまく進まないときによく使われる。


多少、皮肉や批判的な含みを持つ場合もある。


時には、性格や価値観の根本的なズレにも使われる。


使い方の例

「彼とは話しても交喙の嘴だ。どうしても分かり合えない」


「交渉の席で、両者の主張はまるで交喙の嘴だった」


「好き合っていたはずなのに、今では交喙の嘴のような毎日だ」


類似表現

平行線をたどる


噛み合わない


水と油


平行世界


小説アイデア

タイトル:『交喙の嘴』


異世界からやってきた少女と、地上に暮らす少年。

互いに助け合わねばならない運命にあるが、

文化も価値観もまったく違い、何を話しても食い違う。

だが、命がけの旅路の果てに、

「言葉」ではない方法で少しずつ心が通い始める──。


互いのズレを受け入れることで、

やがて世界を救う鍵が生まれるのだった。



ことわざから小説を執筆
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