犬も歩けば棒に当たる
犬も歩けば棒に当たる(いぬもあるけばぼうにあたる)
意味:
一見すると「犬が外を歩けば、棒で叩かれることもある=出しゃばれば災難に遭う」というネガティブな意味に見えますが、
実は2つの意味があり、文脈でどちらかが使われます。
災難に遭う(マイナスの意味)
→ 余計なことをすると、ろくな目に遭わない。
何かしらの幸運・出来事に出会う(プラスの意味)
→ 行動することで思わぬ良い結果やチャンスが巡ってくる。
使い方(マイナスの意味):
「余計な口出しなんてするから、上司に怒られたんだよ。」
→「犬も歩けば棒に当たるってね。」
使い方(プラスの意味):
「気分転換に出かけたら、偶然あの人に再会したんだ!」
→「それはすごい!犬も歩けば棒に当たるだね。」
由来と背景:
江戸時代のことわざで、もともとは**「余計なことをすると痛い目に遭う」という戒めとして使われていました。
ただ、時代が進むにつれて、「行動すれば何かにぶつかる=何かが起こる」 →「良いことにぶつかるかも!」というポジティブな解釈**もされるようになりました。
このことわざを使った短編小説のアイデア
① 野良犬ジャックの冒険(ポジティブ版)
いつも裏路地で寝てばかりいた野良犬ジャックが、ある日気まぐれで街を歩き始める。そこで彼は、迷子の子猫を助けたり、おばあちゃんにおやつをもらったりと、小さな奇跡に次々と出会っていく——。
テーマ:行動が幸運を呼ぶ
② 余計な一言(ネガティブ版)
会議で発言してはいけないことを口にしてしまった新人社員。思わぬ騒動に巻き込まれ、「犬も歩けば棒に当たるってこういうことか…」と反省する。でもその経験が、後に彼の成長のきっかけになる。
テーマ:失敗から学ぶ
③ 就活中の奇跡(両方の意味ミックス)
何十社も落ち続け、落ち込みながらも「とりあえず行ってみるか…」と参加した合同説明会で、まさかの運命的な出会いが——。
「犬も歩けば棒に当たる、か。どっちの意味もあるんだな…」
テーマ:行動の先に待つもの
ことわざから小説を執筆 #田記正規 #読み方 #家族 #実家 #会社
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