犬と猿
犬と猿(いぬとさる)
意味:
「非常に仲が悪いことのたとえ」。
性格や価値観がまるで合わず、ことあるごとに対立したり喧嘩したりする関係を「犬猿の仲(けんえんのなか)」とも言います。
まさに「犬と猿のように仲が悪い」という言い回しです。
使い方:
「AさんとBさん、また口論してたよ」
→「あの二人、犬と猿みたいだからね」
「なんでそんなに対立してるの?」
→「昔から犬と猿みたいに合わないんだって」
「あの会社とこっちの会社、仲悪すぎない?」
→「業界内じゃ有名な犬と猿の関係だよ」
由来と背景:
犬と猿は、性格や行動がまったく違う動物とされ、昔話『桃太郎』の中でも最初は喧嘩をする場面があります。
「犬は忠実で真面目」「猿はずる賢く機転が利く」など、正反対の気質が、衝突の原因とされてきました。
このことわざを使った短編小説のアイデア
① 商店街の犬と猿
昔から商店街でライバルだった「犬屋ベーカリー」と「猿田青果店」。
毎日顔を合わせるたびに喧嘩。でも、ある日大型スーパーが進出してきて……
敵は外にあり?犬と猿が手を組むとき。
② 会社の犬派と猿派
堅物で真面目な営業部の犬井(いぬい)と、自由奔放な企画部の猿山(さるやま)は、何かと衝突ばかり。
ある日、共同プロジェクトを命じられて……?
「俺たち、ほんと犬と猿だな」「でも…悪くないな」
③ 桃太郎のいない世界
桃太郎がいなくなった後、犬と猿と雉はどうなったのか。
残された三匹は、またしても仲違い。だが、鬼の子どもが復讐にやってきたとき、犬と猿は――
「犬と猿が手を取り合えば、最強なんだよ」
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