論語読みの論語知らず

 論語読みの論語知らず(ろんごよみのろんごしらず)

とは、知識としては学んでいても、その意味や精神を理解しておらず、行動に活かせていない人を揶揄することわざです。


つまり、「知ってるだけで、わかってない」「頭でっかちで実践できてない」ことを批判するときに使います。


意味のポイント

「論語」は儒教の経典であり、道徳や人間関係を説いた書物。


「読む」ことはしていても、本質を理解せず、実生活で行動できていない人を指します。


知識偏重で実践が伴わない様子への皮肉や批判として使います。


使い道(例文)

1. 行動が伴っていない人を批判するとき

彼は道徳の授業では立派なことを言ってるけど、裏では人の悪口ばかり。まさに論語読みの論語知らずだね。


2. 知識だけあって行動できないときの自戒として

資料ばかり読んで満足してたけど、実際には何も行動していなかった。これじゃ論語読みの論語知らずだなと反省した。


3. 教養ぶっているだけの人への皮肉に

あの人、古典の引用は得意だけど、自分勝手な振る舞いばかり。論語読みの論語知らずって言葉がぴったりだよ。


似たようなことわざ

知行合一(ちこうごういつ):知識と行動は一体であるべき、という儒教の考え。対照的に出すと効果的です。


机上の空論:理屈ばかりで実用性のない考え。


使える場面

ビジネスで行動の伴わない提案を見たとき


教育や指導の場で「実践」の大切さを説くとき


説得力のない「口先だけ」の人への批判


自分への反省(内省的に使うと柔らかくなる)



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