壟断

 「壟断(ろうだん)」は、ことわざというより**熟語(四字熟語や漢語)**に分類されますが、その意味や使い道は明確です。


意味

壟断(ろうだん)

= 市場・権力・利益などを独占して、他を排除する行為や状態のこと。


「壟(うね)」は畑の盛り上がった部分、「断」は切り取る意。


元は「壟を断つ」、つまり肥えた土地を独り占めするという意味から来ています。


転じて、権益・商売・情報などを一手に握る独占状態を批判的に表す言葉です。


使い道・使い方(例文)

1. ビジネスの独占に対して

特定の企業が政府とのコネで公共事業を壟断しているのは、公平性を欠く。


2. 政治・権力の独占を非難して

一部の派閥による政策決定の壟断が、民主主義を危うくしている。


3. メディア・情報の独占に

情報を壟断するプラットフォームの影響力は、ますます強まっている。


類義語・関連語

独占(どくせん)


専横(せんおう)


専制(せんせい)


覇権(はけん)


寡占(かせん)(少数による独占)


注意点

「壟断」はやや硬い言葉・書き言葉寄りなので、ビジネス文書、評論、報道、政治経済の文脈でよく使われます。日常会話では「独占してる」などの表現に置き換えた方が自然です。



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