胸に一物

 胸に一物(むねにいちもつ)」**は、

表面上は何気ないふりをしていても、心の中に何か企みやたくらみを秘めていることを表す言い回しです。


■ 意味

「一物(いちもつ)」=「何か特別な考え・目的・たくらみ」のこと。

つまり、


◎ 言動の裏に別の意図や目的を隠している

◎ 腹の中に何か思惑がある

◎ 下心・策略・陰謀などがある


というニュアンスで使われます。


■ 使い方の例文

「彼のあの優しい態度、どうも胸に一物ありそうで信用できない」


「あの親切には何か裏がある。胸に一物としか思えないな」


「胸に一物ある人とは、うかつに関わらない方がいいよ」


■ 使う場面のポイント

誰かの言動に裏の意図があると感じたとき


表面上の善意や中立性が信用できないとき


策略・下心・野心をそれとなく指摘したいとき


■ 類似のことわざ・表現

「腹に一物」


「裏がある」


「狸寝入り」


「笑顔の裏に牙を隠す」


「食えない奴」


■ 注意点

疑いや警戒心を含む表現なので、人間関係で直接本人に使うのは避けた方がよい


文学や評論、エッセイ、小説などで人物描写に使うと効果的





ことわざから小説を執筆
#田記正規 #読み方 #家族 #実家 #会社 




コメント

このブログの人気の投稿

前車の轍(ぜんしゃのてつ)

山椒は小粒でもぴりりと辛い(さんしょうはこつぶでもぴりりとからい)