娘一人に婿八人

 娘一人に婿八人(むすめひとりにむこはちにん)」**は、

一つのものを多くの人が欲しがって、競争が激しい様子をたとえたことわざです。


■ 意味

ひとりの娘に対して、婿に名乗り出る男が八人もいるという状態から、


◎ 限られた資源やチャンスに、多くの人が群がる

◎ 人気や需要が非常に高い状態のたとえ

◎ 競争率が高く、取り合いになるような状況


を表します。


■ 使い方の例文

「あの求人、待遇がいいから応募が殺到してる。まさに娘一人に婿八人だな」


「あの大学、人気ありすぎて倍率10倍って……娘一人に婿八人状態だね」


「その土地、開発計画が出たとたん業者が群がって、娘一人に婿八人みたいな騒ぎだったよ」


■ 使う場面のポイント

希少なものや人気の対象に人が殺到しているとき


就職・進学・恋愛・不動産・ビジネスなど、競争率の高さを比喩的に言いたいとき


ユーモラスに「人気集中・過熱ぶり」を表現したいとき


■ 類似のことわざ・表現

「猫も杓子も」(皆が飛びついているさま)


「争奪戦」


「殺到する」


「早い者勝ち」


■ 注意点

やや古風で婿取り文化を前提にしている表現のため、

 現代では軽いユーモアや比喩として使うのが自然です。


直接「娘」「婿」といった性別を用いることに違和感を持たれる場面では、

 別の言い回しに言い換えることも検討しましょう。



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