六日の菖蒲

 六日の菖蒲(むいかのしょうぶ)」**は、

手遅れになってから何かをしても意味がない、というたとえです。


■ 意味

端午の節句(5月5日)に菖蒲(しょうぶ)を飾る習慣がありますが、

6日に持ってきたのではもう遅いというところから、


◎ タイミングを逃して、価値や意味が失われたこと

◎ もう済んでしまったあとで何かをしても遅すぎる


という意味で使われます。


■ 使い方の例文

「今さら謝っても六日の菖蒲だよ」


「提出期限を過ぎたレポートなんて、六日の菖蒲みたいなものさ」


「あの時助けてくれていればよかったのに……六日の菖蒲とはこのことだ」


■ 使う場面のポイント

タイミングを完全に逃した場面に対する皮肉や嘆き


遅れて行動した人に対して、効果がないことをやんわりと指摘する場面


後手に回った行動や対応が無意味だったと感じたとき


■ 類似のことわざ・表現

「後の祭り」


「覆水盆に返らず」


「時すでに遅し」


「間が悪い」


■ 注意点

基本的に否定的・皮肉的な意味合いがあるので、

 使う相手や場面には配慮が必要です(ユーモアや比喩として用いるとやわらかくなります)。




ことわざから小説を執筆
#田記正規 #読み方 #家族 #実家 #会社 




コメント

このブログの人気の投稿

前車の轍(ぜんしゃのてつ)

山椒は小粒でもぴりりと辛い(さんしょうはこつぶでもぴりりとからい)