木乃伊取りが木乃伊になる

 木乃伊取りが木乃伊になる(みいらとりがみいらになる)」**は、

人を助けに行った者が、かえってその人と同じ運命に巻き込まれることを表すことわざです。


■ 意味

もともとは、木乃伊(ミイラ)を探しに行った者が自分もミイラになるという故事に由来し、

転じて:


誰かを救おう・説得しようとした結果、自分もその人と同じ失敗や状態に陥ってしまう


という意味で使われます。


■ 使い方の例文

ギャンブルをやめさせようと友人に付き合っていたら、自分もハマってしまった。木乃伊取りが木乃伊になるとはこのことだ。


恋愛相談に乗っていたら、いつの間にか自分が相手に惚れていた。まさに木乃伊取りが木乃伊になる。


困っている後輩のプロジェクトを手伝ったら、自分が責任を背負うことになった。木乃伊取りが木乃伊になるとは…


■ よく使う場面

誰かを助けようとして逆に巻き込まれたとき


忠告や説得に行ったのに、自分が同調してしまったとき


善意で関わったのに損をしたとき


■ 類似表現

同じ穴の狢(むじな)


火中の栗を拾う(→他人のために危険なことをする)


飛んで火に入る夏の虫


巻き添えを食う


■ 注意点

ユーモラスな響きがあるので、軽く皮肉る場面や笑いを交えて使われることも多い


ただし深刻な失敗に対して使うと、当人にとっては不快な場合があるので慎重に




ことわざから小説を執筆
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