馬子にも衣装

 馬子にも衣装(まごにもいしょう)」ということわざは、


どんなに見栄えのしない人でも、立派な服を着せればそれなりに見える

という意味で使われます。


■ 意味

「馬子」とは、昔、馬をひいて物資や人を運ぶ仕事をしていた人のこと。

彼らは粗野で地味な格好をしているイメージがあったため、

そんな人でも美しい衣装を着せれば、見た目は立派に見えるという例えです。


つまり、


人は見た目(装い)によって、印象が大きく変わる

という教訓を含みます。


■ 使う場面・例文

変身・おしゃれをした人に対して、皮肉や冗談っぽく:

 - 今日はバッチリきめてるね。まさに馬子にも衣装だね。

 (※やや失礼な言い方なので、相手によって注意)


人の印象は服装や外見で左右されるという文脈で:

 - 第一印象って大事だよ。馬子にも衣装って言うしね。


普段見慣れない人の意外な一面に:

 - あの上司、スーツ姿は意外と様になるね。馬子にも衣装だなあ。


■ 類似の表現

装い(よそおい)七分(=見た目が7割)


人は見かけによらぬもの(←逆の視点)


服装ひとつで印象が変わる


■ 注意点

このことわざにはやや皮肉や冗談のニュアンスが含まれやすいため、

褒め言葉として使うときは慎重に使う必要があります。

目上の人や敏感な相手には使わないほうが無難です。






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