弁慶の泣き所

 弁慶の泣き所(べんけいのなきどころ)」は、

どんなに強い人でも、必ず弱点があることを意味することわざです。


■ 意味

「弁慶」は、源義経に仕えた豪傑・武蔵坊弁慶を指します。

全身が筋骨隆々で無敵のように思える弁慶にも、**脛(すね)**という弱点があり、そこを打たれるとさすがに泣く――

というイメージから生まれた言葉です。


つまり、最強に見える人やものにも弱点や痛いところはあるというたとえです。


■ 使い道・例文

人物や組織の弱点を表すとき

 - あの会社も資金繰りが弁慶の泣き所らしい。

 - チャンピオンでもスタミナのなさが弁慶の泣き所だった。


普段強気な人が意外な弱点を持っていたとき

 - あの先輩が虫に弱いなんて、弁慶の泣き所だね。

 - 彼の唯一の弁慶の泣き所は、プレゼンのときに極度に緊張することだ。


自分自身の弱点を控えめに言うときにも使える

 - 視力の悪さが俺の弁慶の泣き所なんだよね。

 - 計算は得意だけど字が汚いのが弁慶の泣き所です。




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