盲蛇に怖じず

 盲蛇に怖じず(めくらへびにおじず)」**は、

恐ろしさや危険を知らない者は、かえって大胆に振る舞うことがあるという意味のことわざです。


■ 意味

「盲蛇」は「目の見えない蛇」ではなく、「盲(めくら)」が主語です。

つまり、「目が見えない者は、蛇に出くわしてもそれが危険と気づかないから怖がらない」ということから、


◎ 無知な者・経験のない者は、かえって大胆で恐れを知らない

◎ 物事の本当の怖さを知らないからこそ、無謀な行動ができてしまう


ということを表します。


■ 使い方の例文

「新人が上司に無茶な提案してて驚いたけど、盲蛇に怖じずってやつだな」


「あいつの無謀な挑戦は、盲蛇に怖じずと言えば聞こえはいいけど、危ないよ」


「昔は怖いもの知らずだった。まさに盲蛇に怖じずの若造だったよ」


■ 使う場面のポイント

経験不足な人が大胆すぎる行動を取っているとき


怖さやリスクを知らないからこそ無謀な言動をしている場合


若さゆえの無知と勢い、あるいは危なっかしさを表現したいとき


■ 類似のことわざ・表現

「怖いもの知らず」


「知らぬが仏」


「初心者ほど大胆」


「虎穴に入らずんば虎子を得ず」(※やや逆の意味合いで使われることも)


■ 注意点

やや皮肉めいた表現なので、目上の人に使うのは避けたほうがよい


褒め言葉ではなく、軽率さや無知を遠回しに指摘する言葉






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