目屎鼻屎を笑う

 目屎鼻屎を笑う(めくそはなくそをわらう)」**は、

自分も同じような欠点があるのに、他人の欠点を笑ったり批判することを皮肉ることわざです。


■ 意味

「目くそ(目やに)」も「鼻くそ」も、どちらも見苦しいもの。

そんな似たような者同士が、相手のことだけを笑う様子をたとえて、


◎ 五十歩百歩のくせに、人のあらを笑うな

◎ 同レベルの者同士の無意味な非難や嘲笑


を戒めています。


■ 使い方の例文

「あいつが彼のミスを笑ってたけど、正直目屎鼻屎を笑うだよ」


「成績がどっこいどっこいなのに、互いに張り合っててまさに目屎鼻屎を笑うって感じだ」


「自分のことは棚に上げて人を責めるなんて、目屎鼻屎を笑うようなもんだ」


■ 使う場面のポイント

自分も同じ欠点があるのに他人を非難しているとき


似たようなレベルや立場の人同士が批判し合っているとき


皮肉や苦笑まじりに、人の態度をたしなめるとき


■ 類似のことわざ・表現

「五十歩百歩」


「どんぐりの背比べ」


「人の振り見て我が振り直せ」


「目くじら立てる」や「自分のことを棚に上げる」(関連表現)



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#田記正規 #読み方 #家族 #実家 #会社 

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