無理が通れば道理が引っ込む

 無理が通れば道理が引っ込む(むりがとおればどうりがひっこむ)」**は、

本来通るべき正しい意見(=道理)が、理不尽な力(=無理)によって押し退けられることを嘆くことわざです。


■ 意味

「無理(理に合わないこと)」が横暴に押し通されると、

「道理(筋の通った正論や常識)」が引っ込んでしまう――つまり、


◎ 権力や暴力、声の大きさで正論が潰されてしまう世の中への皮肉

◎ 本来の筋道が通らず、不正や不条理がまかり通ること


を表す言葉です。


■ 使い方の例文

「会議での強引な決定には納得がいかない。無理が通れば道理が引っ込むとはこのことだ」


「政治の世界を見ると、まさに無理が通れば道理が引っ込むような場面ばかりだ」


「大声を出せば通ると思ってるなんて、無理が通れば道理が引っ込むの典型だな」


■ 使う場面のポイント

理不尽な力や主張が、正当な意見を押しのけてしまったとき


ルールや正義が守られていない状況を批判するとき


社会や組織の不条理に対する嘆きや皮肉を込めて




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