尾生の信
尾生の信(びせいのしん)」とは、
約束を固く守ることを意味しますが、時に愚直すぎて融通がきかない忠信を揶揄する言葉としても使われます。
由来は『荘子』。
尾生という人物が女性と橋の下で会う約束をしました。洪水になっても約束を守って橋の下で待ち続け、結局溺死してしまった、という故事です。
■ 意味
約束を固く守ること(美徳としての信義)。
しかし度が過ぎると、自滅を招く愚かさにもなる。
■ 使い道の例
誠実さを称えるとき
「彼は約束の時間を必ず守る。まさに尾生の信だね。」
融通のなさを戒めるとき
「そんな大雨の日に無理して待ち続けるなんて、尾生の信のようでかえって危険だ。」
ビジネスシーンで
「尾生の信のように絶対に納期を守る姿勢は評価できるが、状況に応じた柔軟さも必要だ。」
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