桃李言わざれども下自ずから蹊を成す

桃李言わざれども下自ずから蹊を成す(とうりいわざれどもしたおのずからけいをなす)」ということわざは、

徳や人柄がすぐれた人のもとには、自然と人が集まるという意味です。


意味の詳しい説明


「桃李(とうり)」は桃とスモモのことで、花が美しく実もおいしい樹木。

彼らは何も言わなくても、その魅力にひかれて人が集まり、足の跡(蹊:けい=小道)が自然にできる、というたとえです。


つまり――

「立派な人は自分から宣伝したり、取り入ったりしなくても、自然と人望が集まる」

という教えです。


使い方の例


「彼は宣伝もせず黙々と努力しているが、桃李言わざれども下自ずから蹊を成すで、いつの間にか多くの人が慕っている。」


「あの店は宣伝をしなくても評判が広まり、客が絶えない。まさに桃李言わざれども下自ずから蹊を成すだ。」


「上司が部下に信頼されるのは、言葉より行動で示しているからだ。桃李言わざれども下自ずから蹊を成すということだね。」


使いどころ


このことわざは、

 無理に自分をアピールせず、誠実な行動で信頼を得ている人を褒めるとき

 宣伝や権力でなく“徳”や“人柄”で人気を得ている人・店・組織を称えるとき

によく使われます。





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