手鍋を提げる
手鍋を提げる(てなべをさげる)」ということわざは、
夫婦が貧しい生活をしていること、または質素で慎ましい暮らしをしていること
を表す言葉です。
■ 意味
「手鍋」とは、調理や食事に使う小さな鍋のこと。
それを手に提げて歩く姿から、
自分たちで作った粗末な食事を持って暮らすような「貧しいが仲むつまじい生活」
をたとえたものです。
特に、
「貧しくても夫婦が力を合わせて生きる様子」
を描くときに使われます。
■ 使い方の例文
「若いころは手鍋を提げるような暮らしだったが、二人で支え合って乗り越えた。」
「手鍋を提げるような生活でも、夫婦が仲よければ幸せだ。」
「どんなに貧しくても、手鍋を提げる気持ちで力を合わせたいね。」
■ 使う場面
夫婦の貧しいながらも温かい暮らしを語るとき
経済的な苦労を伴うが、心は豊かな生活をたとえるとき
昔を振り返って謙遜したり、苦労を語ったりするとき
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