月夜に釜を抜かれる

 月夜に釜を抜かれる(つきよにかまをぬかれる)

=「油断していた隙に大事なものを失う」「明るいはずの夜に鍋(釜)を盗まれるほど、注意が行き届いていなかった」という意味のことわざです。


◆ 使い道(どんな場面で使う?)

1. 気の緩みから失敗・損失を招いたときに使う


例:


しっかり閉めていたつもりのロッカーが開いていて、中身がなくなっていた。まるで月夜に釜を抜かれたようだった。


2. 注意すべき場面で油断してしまった人をたしなめるとき


例:


そんなにぼんやりしていたら、月夜に釜を抜かれるぞ。


3. 「ありえない状況で盗まれた/失敗した」ようなときの比喩


例:


セキュリティの高いはずのサーバーがハッキングされたなんて、月夜に釜を抜かれるようなものだ。


4. 何事にも油断は禁物だと伝える言い回し


例:


家にいるからといって鍵をかけないのは危ない。月夜に釜を抜かれるかもしれない。





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