易簀

 易簀(えきさく)」は、日常会話ではほとんど使われない非常に格調高い言葉です。


意味は、


学徳の高い人や立派な人物が亡くなること

または 人の死に際・臨終

を敬って表現する語です。中国の『礼記』にある、孔子の弟子・曾子(そうし)の故事に由来します。

使い道


主に次のような場面で使われます。


弔辞

追悼文

評伝・伝記

格調高い評論や随筆

例文

「先生の易簀の報に接し、深い悲しみに包まれた。」

「彼は易簀の直前まで弟子たちに教えを説いた。」

「その偉大な学者の易簀は、学界に大きな衝撃を与えた。」

注意点


「易簀」は一般の人の死に対して気軽に使う言葉ではありません。特に学識や人格が高く敬意を払うべき人物に対して用いられる古典的・文語的な表現です。そのため、普段は「逝去」「永眠」「死去」のほうが自然です。


なお、「易簀」を比喩的に用いて、


「彼は易簀の時まで信念を曲げなかった。」

のように、「臨終の際」という意味で文学作品や歴史小説などに使われることもあります。





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