乙夜の覧

 乙夜の覧(いつやのらん)」は、現代の日常会話ではかなり珍しい表現です。


意味は、「忙しい立場にある人が、夜遅くになっても読書・勉学に励むこと」です。もともとは、唐の文宗皇帝が政務を終えた夜に読書した故事に由来します。


どんな場面で使える?


特に、政治家・経営者・研究者・管理職など、忙しい人が時間を作って勉強していることを称賛する場面に向いています。


例えば、


「多忙な社長が夜遅くまで経営書を読む姿は、まさに乙夜の覧である。」

「仕事が忙しいことを理由にせず、毎晩勉強する彼の姿勢は、乙夜の覧という言葉を思わせる。」

「為政者たる者、乙夜の覧を忘れず、常に学ぶ姿勢が必要だ。」


というように使えます。


要するに、「忙しくても時間を惜しまず読書・勉強する」ことを、古風・格調高く表現した言葉と考えると分かりやすいです。


なお、「乙夜」は昔の中国で夜を五つに分けたうちの第二の時間帯で、現在の午後9時~11時ごろに相当するとされています。





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