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12月, 2025の投稿を表示しています

立て板に水

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 立て板に水(たていたにみず)」 ということわざの使い道は、話し方や弁舌が非常に滑らかで、よどみなく続く様子を表す場面です。 意味 立てた板の上を水が勢いよく流れ落ちるように、 言葉が次々と途切れず、すらすらと話すことのたとえです。 使う場面・例文 話が上手な人を評価するとき 「彼の説明は立て板に水で、とても分かりやすかった。」 演説・プレゼン・司会などを評するとき 「司会者の進行は立て板に水で、会が滞りなく進んだ。」 よくしゃべる様子を描写するとき 「彼女は質問されると、立て板に水のように答え始めた。」 ニュアンスと注意点 話し方の滑らかさを褒める言葉 内容の正しさや誠実さを保証するわけではない 場合によっては  「口が達者」「弁が立つ」という皮肉として使われることもある ことわざから小説を執筆
#田記正規 #読み方 #家族 #実家 #会社 

蓼食う虫も好き好き

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 蓼食う虫も好き好き(たでくうむしもすきずき)」 ということわざの使い道は、人の好みや価値観はそれぞれ違い、他人の好悪を一概に否定できないことを表す場面です。 意味 苦い蓼を好んで食べる虫もいるように、 人の趣味・嗜好・感じ方は千差万別であるというたとえです。 使う場面・例文 他人の趣味を尊重するとき 「私はあの映画は苦手だけど、好きな人も多い。蓼食う虫も好き好きだね。」 好みの違いを受け入れる場面 「辛い料理が好きなんて信じられないが、蓼食う虫も好き好きということか。」 評価が分かれる人物・作品について 「彼の服装は独特だが、支持する人もいる。蓼食う虫も好き好きだ。」 ニュアンスと注意点 相手を否定せず、距離を保って認めるときに使う やや突き放した響きがあるため、 直接本人に言うと失礼になる場合もある 評論・随筆・会話など、日常的な文脈向き ことわざから小説を執筆
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棚から牡丹餅

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 棚から牡丹餅(たなからぼたもち)」 ということわざの使い道は、思いがけない幸運や、苦労せずに得た利益を表すときです。 意味 何の努力もしていないのに、偶然よいことが起こること。 棚の上から、好物の牡丹餅が落ちてくるような思いがけなさをたとえています。 使う場面・例文 予想外の幸運に恵まれたとき 「応募したことも忘れていた懸賞に当たった。まさに棚から牡丹餅だ。」 偶然の出来事で得をしたとき 「たまたま欠員が出て昇進が決まったのは、棚から牡丹餅のような話だ。」 苦労せず成果を得た人を評するとき 「努力せずに成功したわけではないが、結果だけ見れば棚から牡丹餅に見えるかもしれない。」 注意点 基本的に幸運を喜ぶ表現だが、 文脈によっては「運が良すぎる」「ずるい」という皮肉が混じることもある 公的・改まった場より、日常会話や文章表現向き ことわざから小説を執筆
#田記正規 #読み方 #家族 #実家 #会社 

他人の疝気を頭痛に病む

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 他人の疝気を頭痛に病む(たにんのせんきをずつうにやむ)」 の使い道は、他人の心配を必要以上に自分のことのように気に病むさまを表すときに使います。 ◆ 意味 「疝気(せんき)」=腹痛のこと 他人のお腹の痛みを、自分が頭痛になるほど心配する → 他人のことに過剰に心を痛めてしまうことのたとえ 良い意味でも悪い意味でも使えますが、 多くの場合 “心配しすぎ”“お節介” といったニュアンスが含まれます。 ◆ 使う場面・例文 ● 心配性の人に対して 「彼はいつも、他人の悩みに深く入り込みすぎる。 他人の疝気を頭痛に病むタイプなんだよ。」 ● 他人事に過剰に反応してしまう自分を自嘲して 「隣の部署のトラブルなのに、こっちまで気を揉んでしまった。 まったく、他人の疝気を頭痛に病むとはこのことだ。」 ● お節介ぎみな人への軽い注意として 「そこまで気にしなくても大丈夫ですよ。 他人の疝気を頭痛に病む必要はありません。」 ◆ 創作・文章での使いどころ 登場人物の「過度な優しさ」や「心配性」を描写する 他人の問題に必要以上に踏み込む性格を表現する 物語の会話で、他者への気遣いの度が過ぎた場面に挿入する ことわざから小説を執筆
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旅は道連れ世は情

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 旅は道連れ世は情(たびはみちづれ よはなさけ)」 の使い道は、困難な状況や日々の生活では、助け合いや思いやりがとても大切だということを述べるときに使います。 ◆ 意味 旅では道連れ(仲間)がいると心強い。 世の中を生きるには人情(思いやり)が大切。 この二つを合わせて、 人は一人では生きていけず、協力や親切が支えになるという意味になります。 ◆ 使い方のポイント 助け合いの大切さを強調したいとき 協力すれば乗り越えられる、と励ますとき 人とのつながりが心の支えになる、という文脈 ◆ 日常での例文 ◎ 仕事で 「初めての出張で不安だったけど、先輩が一緒だったから安心でした。 旅は道連れ世は情ですね。」 ◎ プロジェクトで助けてもらったとき 「みんなが手伝ってくれたおかげで完成したよ。 ほんと、旅は道連れ世は情だ。」 ◎ 新生活で支えられたとき 「引っ越したばかりで不安だったけど、隣人がよくしてくれて助かったよ。 まさに旅は道連れ世は情。」 ことわざから小説を執筆
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卵に目鼻

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 卵に目鼻(たまごにめはな)」 の使い道は、顔立ちや姿が整っていて美しいことをほめるときに使います。 ◆ 意味 卵のように丸くつるんとした形に、目鼻をつけたように整った顔立ち。 そこから転じて、非常に美しい人・可愛らしい人を形容する表現。 ◆ 日常での使い方例 ◎ 美人・可愛い人を褒めるとき 「あの子は本当に卵に目鼻のような美人だね。」 「生まれたばかりなのに、卵に目鼻のように整った顔をしている。」 ◎ 品のある美しさを表すとき 「店員さん、卵に目鼻のような上品な顔立ちだった。」 ◆ 創作での使いどころ 物語で人物描写を行う時に、 「きれい」「可愛い」だけでは伝わらない、 端正で整った顔のニュアンスを出したいときに便利。 ことわざから小説を執筆
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玉に瑕

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 玉に瑕(たまにきず)」 の使い道は、ほとんど完璧なのに、ほんのわずかな欠点があるという状況を表したいときに使います。 ◆ 意味 宝石の“玉”に傷があるという意味から、 長所や美点が多いものの、惜しい小さな欠点があること。 ◆ 日常での使い方例 ◎ 性格や能力を評価するとき 「彼は優秀で明るいけど、時間にルーズなのが玉に瑕だね。」 ◎ 物・商品を評価するとき 「この家は立地も広さも最高。ただ駅から少し遠いのが玉に瑕。」 ◎ ほめつつ、軽い欠点を添えるとき 「料理は完璧。でもちょっと味が濃いのが玉に瑕かな。」 ことわざから小説を執筆
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短気は損気

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 短気は損気(たんきはそんき)」 の使い道は、すぐ怒ったり感情的になると結局は自分が損をする、という戒めとして使います。 ◆ 意味 短気(すぐ怒る、せっかち)だと、判断を誤ったりチャンスを逃したりして「損」をする。 落ち着いて行動することの大切さを諭す言葉。 ◆ 使う場面の例 ◎ 仕事でイライラして失敗したとき 「感情的に返信してクレームになった。短気は損気だね。」 ◎ 怒りに任せて行動して後悔したとき 「喧嘩してすぐ家を飛び出したが、結局自分が困った。まさに短気は損気。」 ◎ 人を落ち着かせたいとき 「そんなに焦らないで。短気は損気って言うでしょう?」 ことわざから小説を執筆
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池魚の災い

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 池魚の災い(ちぎょのわざわい)」 の使い道は、自分に関係のない争いやトラブルに巻き込まれて、思わぬ被害を受けるときに使います。 ◆ 意味 本来静かに池で暮らしている魚が、上の方で起きたトラブルに巻き込まれて災いを受けること。 転じて、無関係な人が外部の争い・混乱に巻き込まれて迷惑をこうむること。 ◆ 使う場面の例 ◎ 会社の上層部の対立に巻き込まれたとき 「部長と専務の派閥争いのせいで、現場は池魚の災いだよ。」 ◎ 他人の家庭や友人同士のケンカに巻き込まれたとき 「友人夫婦のケンカに呼び出されて、まさに池魚の災いを受けた。」 ◎ 社会的な大混乱が一般の人に被害を与えるとき 「政治の混乱で値上げラッシュ。市民は池魚の災いだ。」 ことわざから小説を執筆
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竹馬の友

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 竹馬の友(ちくばのとも)」 の使い道は、幼いころからの親しい友達、特に「物心つく前からの長いつきあいの友」を表したいときに使います。 ◆ 意味 竹馬で遊ぶような幼い頃からの旧友。 幼なじみ、親友、古くからの友人。 ◆ 使う場面の例 ◎ 幼少期からの関係を強調したいとき 「彼とは保育園からの竹馬の友だ。」 ◎ 長い信頼関係を表したいとき 「会社で再会した相手が、なんと昔の竹馬の友だった。」 ◎ 親密さ・深い絆のある関係を示すとき 「困ったとき、竹馬の友の彼が助けてくれた。」 ◆ 創作・物語での使い方 主人公と幼なじみの友情を描くとき 長く離れていた友と運命的に再会する場面 昔からの友人の裏切りや支えを示すドラマ的展開 ことわざから小説を執筆
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血で血を洗う

 血で血を洗う(ちでちをあらう)」 の使い道は、暴力や復讐が復讐を呼び、争いがさらに激しくなる状況を表すときに使います。 終わりのない対立・報復合戦・泥沼の争いを強くイメージさせる表現です。 ◆ 意味 暴力の報復が新たな暴力を生むこと。 双方の憎しみが積み重なって、争いが激化するさま。 ◆ 使う場面の例 ◎ 対立が激しく、収拾がつかない状態 「派閥の争いが激しくなり、いまや血で血を洗う戦いになってしまった。」 ◎ 小さなトラブルがエスカレートして報復が続く様子 「最初は些細な誤解だったのに、お互いに仕返しを繰り返し、血で血を洗う事態に発展した。」 ◎ 犯罪組織・戦争・抗争などの描写 「ギャング同士の抗争は血で血を洗う激しさだった。」 ◆ 創作・物語での使い方 権力争いがどんどん残酷になっていく描写 一族同士の宿怨が長年にわたり続くストーリー 復讐劇で、主人公が引き返せない状況に追い込まれる場面など ことわざから小説を執筆
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茶腹も一時

 茶腹も一時(ちゃばらもいっとき)」 の使い道は、本式の食事ではなくても、とりあえず空腹はしのげるという状況を表すときに使います。 ◆ 意味 お茶や軽食のような簡単なものでも、しばらくの間はお腹の足しになる。 応急的・間に合わせでも、無いよりはマシというニュアンス。 ◆ 使う場面の例 ◎ 小腹がすいたときに軽く何かを食べる 「昼までまだ時間があるけど、パン一つ買っておこう。  茶腹も一時だ。」 ◎ 本格的でなくてもとりあえず役に立つ時 「完璧な資料じゃないけど、これで急場はしのげるよ。  茶腹も一時ってやつだ。」 ◎ 仮の案や応急処置でも助かる場面 「応急処置でもいいから痛みが和らいで助かった。  茶腹も一時だな。」 ◆ 創作・物語での使い方 放浪の旅で、主人公が粗末な食べ物に感謝するシーン 資金や物資が乏しい中、間に合わせの工夫で乗り切る状況 小さな好意や支援をありがたく感じる情景描写 ことわざから小説を執筆
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忠言は耳に逆らう

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 忠言は耳に逆らう(ちゅうげんはみみにさからう)」 の使い道は、相手のことを思って言う正しい忠告ほど、聞く側には耳障りに感じられるという状況を表すときに使います。 ◆ 意味 本当にためになる助言ほど受け入れにくい。 正しい指摘は痛みを伴うため、素直に聞けない。 ◆ 使う場面の例 ◎ 相手の忠告がきつく感じられたとき 「上司の言葉は厳しかったが、案外正しい。  忠言は耳に逆らうって言うしね。」 ◎ 正論を言うと嫌がられる場面 「彼にちゃんと節約しろと言ったら機嫌を悪くされた。  まあ、忠言は耳に逆らうものだ。」 ◎ 後から「言われた通りだった」と気づくとき 「友人の注意を最初は疎ましく思ったが、  後でありがたさが身にしみた。  まさに忠言は耳に逆らうだ。」 ◆ 創作・物語での使い方 主人公が師匠の厳しい言葉に反発するシーン 親の助言に反発する若者の心理描写 忠告を無視した結果、痛い目を見る展開 例: 老師の言葉は鋭く胸に刺さった。 だが反発しながらも、少年は分かっていた。 忠言は耳に逆らうとは、このことだと。 ことわざから小説を執筆
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