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朝三暮四

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 朝三暮四(ちょうさんぼし)」の使い道は、 目先にとらわれて本質を理解しないこと、 または言い方や形を変えて相手をごまかすことを表すとき に使います。 元は「猿にエサの栗を朝に3つ、夕方に4つと言ったら怒ったが、 朝に4つ、夕方に3つと言うと喜んだ」という故事から来ています。 合計は同じなのに、表面だけで反応する愚かしさを指します。 ◆ 意味 目先の違いに惑わされ、本質がわからないこと。 言い方・見せ方を変えてごまかすこと。 ◆ 使う場面の例 ◎ 目先の変化だけに騙される様子 「月会費が安いと言っても、年会費込みなら同じ。  それに飛びつくなんて朝三暮四だよ。」 ◎ 言い換えて人をだます様子 「条件を変えたように見せかけて、実は負担は同じ。  彼の説明は朝三暮四そのものだ。」 ◎ 本質を見ずに感情だけで判断する場面 「数字の並べ方を変えただけで印象が違うなんて、  まるで朝三暮四だ。」 ことわざから小説を執筆
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提灯に釣鐘

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 提灯に釣鐘(ちょうちんにつりがね)」の使い道は、 釣り合いがとれず、つり合わないほど不釣り合いな組み合わせを表すとき に使います。 提灯は軽く、釣鐘は重い。 その差があまりに大きいため、大小・格差・実力差が極端な状況を比喩します。 ◆ 意味 釣り合いの取れない関係・組み合わせ。 格差がありすぎて調和しないこと。 ◆ 使う場面の例 ◎ 実力差が大きい二人を比べるとき 「彼が勝負を挑んでも、相手は全国レベル。提灯に釣鐘だよ。」 ◎ 立場・格が違いすぎることを指摘 「新人の彼女にこの大役を任せるなんて、提灯に釣鐘では?」 ◎ 見た目や規模が極端に違うものを形容 「この小さな店で大企業と提携なんて、提灯に釣鐘の話だ。」 ◆ 創作・文章での使い方(物語向け) 貧しい庶民が豪商と並べられて違和感を感じる場面 力量差がある弟子と師匠を他人物が評する台詞 ひ弱な主人公が強大な敵に挑むシーンでの語り ことわざから小説を執筆
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塵も積もれば山となる

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 塵も積もれば山となる」の使い道は、 小さなことでも積み重ねれば大きな成果になる という場面で使います。 努力・習慣・節約など、継続の価値を示すときに最適です。 ◆ 意味 ごくわずかな塵でも集まれば山になるように、 小さな行動の積み重ねが大きな結果に変わることのたとえ。 ◆ 使う場面の例 ◎ 努力・習慣の積み重ねを励ますとき 「毎日10分の勉強でも、塵も積もれば山となるよ。」 「筋トレは続けることが大事。塵も積もれば山となるからね。」 ◎ 貯金・節約の大切さを言うとき 「1日100円の節約でも、続けば大金に。塵も積もれば山となるって言うし。」 ◎ 仕事の細かい改善・積み上げを評価するとき 「この小さな改善を続ければ、大きな成果につながる。塵も積もれば山となる。」 ことわざから小説を執筆
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月に叢雲、花に風

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 月に叢雲、花に風(つきにむらくも、はなにかぜ) = 美しいもの・良い状態には、えてしてじゃまが入りやすい、 「順調な時ほど思わぬ邪魔や不運が付きもの」 という意味のことわざです。 ◆ 使い道(どんな場面で使う?) 1. うまくいっていたのに、直前でトラブルが起きた時 例: 発表の直前にパソコンがフリーズ。 月に叢雲、花に風だなあ。 2. 幸せな状況に水を差す出来事が起きた時 例: デートの日に限って雨とは… 月に叢雲、花に風ってやつだ。 3. 順調な計画に思わぬ障害が出た時 例: 契約直前で相手が急用で来られないとは。 月に叢雲、花に風だよ。 4. 「うまくいき過ぎているから不安だ」と予感するとき 例: ここまで順調なのが逆に怖い。 月に叢雲、花に風にならなきゃいいが。 ◆ ニュアンス 美しい月に雲がかかり、花に風が吹くように、 良いことには影が差しやすいという詩的な言い回し やや文学的で風雅な表現 嘆きと諦めが少し混じった感情を表す ことわざから小説を執筆
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月夜に釜を抜かれる

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 月夜に釜を抜かれる(つきよにかまをぬかれる) =「油断していた隙に大事なものを失う」「明るいはずの夜に鍋(釜)を盗まれるほど、注意が行き届いていなかった」という意味のことわざです。 ◆ 使い道(どんな場面で使う?) 1. 気の緩みから失敗・損失を招いたときに使う 例: しっかり閉めていたつもりのロッカーが開いていて、中身がなくなっていた。まるで月夜に釜を抜かれたようだった。 2. 注意すべき場面で油断してしまった人をたしなめるとき 例: そんなにぼんやりしていたら、月夜に釜を抜かれるぞ。 3. 「ありえない状況で盗まれた/失敗した」ようなときの比喩 例: セキュリティの高いはずのサーバーがハッキングされたなんて、月夜に釜を抜かれるようなものだ。 4. 何事にも油断は禁物だと伝える言い回し 例: 家にいるからといって鍵をかけないのは危ない。月夜に釜を抜かれるかもしれない。 ◆ ニュアンス 「本来なら安心なはずの状況での油断」 「注意不足でとんでもない損をする」 「まさか、というタイミングでやられる」という驚きも含む ことわざから小説を執筆
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月夜に釜を抜かれる

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 月夜に釜を抜かれる(つきよにかまをぬかれる) =「油断していた隙に大事なものを失う」「明るいはずの夜に鍋(釜)を盗まれるほど、注意が行き届いていなかった」という意味のことわざです。 ◆ 使い道(どんな場面で使う?) 1. 気の緩みから失敗・損失を招いたときに使う 例: しっかり閉めていたつもりのロッカーが開いていて、中身がなくなっていた。まるで月夜に釜を抜かれたようだった。 2. 注意すべき場面で油断してしまった人をたしなめるとき 例: そんなにぼんやりしていたら、月夜に釜を抜かれるぞ。 3. 「ありえない状況で盗まれた/失敗した」ようなときの比喩 例: セキュリティの高いはずのサーバーがハッキングされたなんて、月夜に釜を抜かれるようなものだ。 4. 何事にも油断は禁物だと伝える言い回し 例: 家にいるからといって鍵をかけないのは危ない。月夜に釜を抜かれるかもしれない。 ことわざから小説を執筆
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月夜に釜を抜かれる

 月夜に釜を抜かれる(つきよにかまをぬかれる) =「油断していた隙に大事なものを失う」「明るいはずの夜に鍋(釜)を盗まれるほど、注意が行き届いていなかった」という意味のことわざです。 ◆ 使い道(どんな場面で使う?) 1. 気の緩みから失敗・損失を招いたときに使う 例: しっかり閉めていたつもりのロッカーが開いていて、中身がなくなっていた。まるで月夜に釜を抜かれたようだった。 2. 注意すべき場面で油断してしまった人をたしなめるとき 例: そんなにぼんやりしていたら、月夜に釜を抜かれるぞ。 3. 「ありえない状況で盗まれた/失敗した」ようなときの比喩 例: セキュリティの高いはずのサーバーがハッキングされたなんて、月夜に釜を抜かれるようなものだ。 4. 何事にも油断は禁物だと伝える言い回し 例: 家にいるからといって鍵をかけないのは危ない。月夜に釜を抜かれるかもしれない。 ことわざから小説を執筆
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土一升に金一升

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 土一升に金一升(つちいっしょうにかねいっしょう) =「土地の価値が高いこと」「地価が高騰していること」を表すことわざです。 “土一升(少量の土地)を手に入れるには、同じ量の金が必要になるほど高い”という意味で、 土地が非常に高価であることのたとえとして使われます。 ◆ 使い道(どんな場面で使う?) 1. 地価が高い地域を説明するとき 例: 東京の一等地なんて、まさに土一升に金一升だよ。 2. 土地を買うのがどれほど大変かを表すとき 例: 駅前の土地を買うなんて、土一升に金一升だから普通の人には無理だ。 3. 都市部の不動産の高騰を嘆く場面 例: 最近は地方でも土地代が上がってきて、土一升に金一升の時代になりつつある。 4. 価値の高さを比喩的に伝えたいとき (直接土地の話でなくても、“スペースの価値が高い”という意味で比喩的に使うことも可能) 例: コミケ会場のスペースなんて、土一升に金一升くらい貴重だ。 ことわざから小説を執筆
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角を矯めて牛を殺す

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 角を矯めて牛を殺す(つのをためてうしをころす) =「小さな欠点を直そうとして、かえって全体をダメにしてしまう」という意味のことわざです。 牛の角の曲がりを直そうとして力を入れすぎた結果、牛そのものを傷つけてしまったという故事から来ています。 ◆ 使い道(どんな場面で使う?) 1. 細部にこだわりすぎて全体を壊す行為を批判するとき 例: デザインを少し整えようとして全体のバランスが崩れてしまった。まさに角を矯めて牛を殺すだ。 2. 完璧主義が裏目に出た状況 例: 書類の細かい文言を直すことにこだわり、締切に間に合わなかった。角を矯めて牛を殺す結果になった。 3. 教育や指導で、小さな欠点を強く責めすぎると逆効果 例: 部下の失敗を過度に叱ってやる気を失わせてしまうのは、角を矯めて牛を殺すようなものだ。 4. 経営・方針で、細かい改善が大きな損につながるとき 例: コスト削減のために安い部品を使った結果、製品全体の品質が下がった。角を矯めて牛を殺す判断だった。 ◆ ニュアンス 小さな欠点に目を奪われるあまり、本質や全体を見失うなという戒め 過剰な修正・改善の危険性を示す 少し堅めの表現で、ビジネス文書などでよく使われる ことわざから小説を執筆
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爪に火を灯す

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 爪に火を灯す(つめにひをともす) =「極端に倹約する」「ひどく節約して暮らす」という意味のことわざです。 昔、油代を惜しんで爪の脂に火をつけて灯りにしたという故事から来ています。 ◆ 使い道(どんな場面で使う?) 1. たいへん節約して生活している人を表すとき 例: 彼は爪に火を灯すような生活をして、やっと学費を払った。 → 必死の倹約を強調。 2. ぎりぎりの予算をやりくりしている様子 例: 今年は予算が少なく、爪に火を灯す思いでなんとか部活動を続けている。 3. 無駄遣いせず、極端に倹約していることを皮肉るとき 例: あの人は爪に火を灯すほどの節約家だから、飲み会にもほとんど来ないよ。 4. 必死で資金を貯めている状況を描写 例: 家を買うために、二人で爪に火を灯すような暮らしを続けている。 ◆ ニュアンス 非常に強い倹約(単なる節約ではなく、ケチに近いレベル) 経済的に苦しい人の描写にも使える ほんのり古風な表現だが、文章でも会話でも使われる ことわざから小説を執筆
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爪の垢を煎じて飲む

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 爪の垢を煎じて飲む(つめのあかをせんじてのむ) =「相手の優れた点を見習いたい」「少しでも見習ってほしい」という意味のことわざです。 実際に爪の垢を飲むわけではなく、相手を強く褒める、あるいは皮肉を込めて使うこともあります。 ◆ 使い道(どんな場面で使う?) 1. 素晴らしい人を尊敬して『見習いたい』と言うとき 例: 彼の努力は本当にすごい。爪の垢を煎じて飲みたいくらいだ。 → ほぼ「心から見習いたい」という褒め言葉。 2. 誰かに『あの人を見習いなさい』と強調するとき 例: あの先輩の姿勢を見なさい。爪の垢を煎じて飲むつもりで努力しなさい。 → 親や教師が使うイメージ。 3. 皮肉として使うこともある(強めの表現) 例: まったくやる気がないね。少しはあの子の爪の垢でも煎じて飲んだらどうだい? → 「見習え」という強い皮肉。 4. 自分より優れた人への謙遜・敬意として 例: 彼女の計画性には敵わないよ。爪の垢を煎じて飲ませてほしいくらいだ。 ◆ ニュアンス **基本は「強く尊敬する」「見習いたい」**という褒め言葉 強く見習えと言いたい時の皮肉としても使える やや古風で大げさな表現だが、文学や日常会話で今も使われる ことわざから小説を執筆
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鶴の一声

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 鶴の一声(つるのひとこえ) =「強い権威をもつ人の一言で、すべてが決まること」を表すことわざです。 ◆ 使い道(どんな場面で使う?) 1. みんなが意見を出してまとまらないとき、上の人が一言で決めた場面 例文: 会議は紛糾していたが、社長の鶴の一声で方向性が決まった。 2. 権威ある人物が発言することで流れが一気に変わるとき 例文: 予算が通らず困っていたが、部長の鶴の一声で一気に話が進んだ。 3. 子どもの喧嘩や家庭内の揉め事で、強い立場の人が締めるとき 例文: 子どもたちが言い合いしていたが、母の鶴の一声で静かになった。 4. 話を強引にまとめる、圧倒的な決定力として比喩的に 例文: どれにするか決めかねていたが、店長の鶴の一声でメニューが決まった。 ことわざから小説を執筆
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鶴は千年亀は万年

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 鶴は千年亀は万年(つるはせんねん・かめはまんねん) =「長寿やめでたさの象徴」を表すことわざです。祝い事や縁起の良い場面でよく使われます。 ◆ 使い道(どういうときに使う?) 1. 長寿を祝うとき お祝いの挨拶・文章、スピーチなどで、相手の長寿を祈る表現として使います。 例文: いつまでもお元気でお過ごしください。鶴は千年亀は万年と言いますから、これからも末永いご健康をお祈りします。 2. 結婚式・おめでたい席で「縁起が良い言葉」として めでたさを強めるために使われます。 例文: お二人の門出に、鶴は千年亀は万年のごとく、末永い幸せがありますように。 3. ものごとの「長続き」や「永遠」を願う表現として 人物だけでなく、関係・繁栄・事業などにも比喩として使える。 例文: この会社の繁栄が、鶴は千年亀は万年のように続きますように。 4. 文語調・雅な雰囲気を出したいとき 書き言葉や物語などで、伝統的・格式ある雰囲気を出すために用いられます。 例文: 人々は、鶴は千年亀は万年と祝言を述べ、祭りは夜まで続いた。 ことわざから小説を執筆
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聾の早耳

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 聾の早耳(つんぼのはやみみ) =「普段は聞こえない(聞いていない)ように見える人ほど、都合のよいこと・噂話だけは素早く聞きつける」という意味のことわざです。 ◆ 使い道(場面・ニュアンス) 1. 噂話やゴシップにだけ敏感な人を皮肉るとき 普段は人の話を聞かないのに、噂や自分に関係する話だけはすぐ耳に入る人に対して使います。 少し風刺や冗談が混じることが多いです。 例文: 彼は仕事の話は全然聞かないのに、飲み会の噂だけはすぐ知ってる。まったく、聾の早耳だよ。 2. 「情報に対してだけ妙に敏感」な様子を表すとき 本人に悪気はなくても、「その情報だけ素早く察知するね」という軽い皮肉としても使えます。 例文: 彼女は自分の好きなアイドルの情報だけはどこからか聞いてくる。聾の早耳だ。 3. 都合の悪い話は聞き流し、都合の良い話だけ拾う態度を指すとき 人のことは聞かないのに、自分に得なことはすぐ察知する人に。 例文: 上司の注意は聞かないくせに、昇進の話だけは素早く反応する。聾の早耳とはこのことだ。 ことわざから小説を執筆
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泥中の蓮

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 泥中の蓮(でいちゅうのはちす) 汚れた泥の中でも、清らかな蓮(はちす/はす)が美しく咲くことから、 「悪い環境や困難な状況の中でも、清く正しく美しい心を保つ人・行い」 をたたえるときに使うことわざです。 ■ 使い道(意味と使う場面) ● 1. 悪環境でも清廉さを失わない人を誉めるとき 周囲がずるいことをしていても、自分は正しい行いを守っている人に対して。 あの人は噂の多い職場でも誠実さを失わない。まさに泥中の蓮だ。 ● 2. 不遇な状況でも美しい才能・人格が現れるとき 環境に恵まれなくても立派な人間に育った場合など。 苦しい家庭環境に育ちながら、誰よりも優しい。泥中の蓮のような存在だ。 ● 3. 周囲が乱れている状況で一人だけ気品・品格を保っているとき 荒れた状況の中でも、清楚さ・美しさを失わない人物をたとえて。 集まりは雑然としていたが、彼女だけは泥中の蓮のように上品だった。 ● 4. 文学的・美的な表現で品格の高さを示すとき 場面描写や人物描写で使うと、格調高い言い回しになります。 逆境に咲く泥中の蓮のように、彼の行いは清らかだった。 ことわざから小説を執筆
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敵は本能寺に在り

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 敵は本能寺に在り(てきはほんのうじにあり)」という言葉は、 もともとはことわざというより歴史的な名言として知られていますが、 比喩的に使われることもあり、現在では**転じて「本当の目的・狙いが別にある」**という意味で使われます。 ■ 元の意味(由来) この言葉は、戦国時代の**明智光秀(あけちみつひで)**が発したとされるものです。 織田信長に仕えていた光秀は、突然謀反を起こし、 本能寺に滞在していた信長を討ったときに「敵は本能寺にあり」と言ったと伝えられています。 つまり本来の意味は: 「本当の敵(討つべき相手)は他にいる」 という決意の言葉です。 ■ 現代での使い方(比喩的意味) 現代ではこの言葉を、 「表向きの目的の裏に本当の狙いがある」 「意外なところに真の敵(原因)がいる」 といった意味で使います。 ■ 使い方の例文 表向きは競合会社の対策会議だったが、実は内部改革が狙いだった。まさに敵は本能寺にありだ。 問題はライバルではなく、社内の足並みの乱れだ。敵は本能寺にありとはこのことだ。 あの事件の裏に黒幕がいると知って、「敵は本能寺にあり」と悟った。 ■ 使う場面 本当の敵や目的が表面とは違うと気づいたとき 意外な裏の事情や真相を指摘したいとき 戦略的・皮肉的な会話で「本命は別にいる」と言いたいとき ことわざから小説を執筆
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梃子でも動かない

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 梃子でも動かない(てこでもうごかない)」ということわざは、 どんなに説得したり力を加えたりしても、全く動こうとしない・考えを変えない という意味で使われます。 ■ 意味 「梃子(てこ)」とは、重いものを動かす道具(レバー)のことです。 梃子を使えば普通は重い物でも動かせますが、 それでも動かないということから、 「非常に頑固で、意志が固く、説得や力にも屈しない」 というたとえになります。 ■ 使い方の例文 「一度言い出したら梃子でも動かない人だから、説得は無理だよ。」 「あの子は決めたことは梃子でも動かない性格だ。」 「社長は方針を変える気がない。梃子でも動かないようだ。」 ■ 使う場面 頑固な人・考えを絶対に曲げない人を形容するとき どんな努力や圧力も無駄だという状況を表すとき 冗談まじりに「どうしても動かない」様子を強調したいとき ことわざから小説を執筆
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手鍋を提げる

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 手鍋を提げる(てなべをさげる)」ということわざは、 夫婦が貧しい生活をしていること、または質素で慎ましい暮らしをしていること を表す言葉です。 ■ 意味 「手鍋」とは、調理や食事に使う小さな鍋のこと。 それを手に提げて歩く姿から、 自分たちで作った粗末な食事を持って暮らすような「貧しいが仲むつまじい生活」 をたとえたものです。 特に、 「貧しくても夫婦が力を合わせて生きる様子」 を描くときに使われます。 ■ 使い方の例文 「若いころは手鍋を提げるような暮らしだったが、二人で支え合って乗り越えた。」 「手鍋を提げるような生活でも、夫婦が仲よければ幸せだ。」 「どんなに貧しくても、手鍋を提げる気持ちで力を合わせたいね。」 ■ 使う場面 夫婦の貧しいながらも温かい暮らしを語るとき 経済的な苦労を伴うが、心は豊かな生活をたとえるとき 昔を振り返って謙遜したり、苦労を語ったりするとき ことわざから小説を執筆
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出る杭は打たれる

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 出る杭は打たれる(でるくいはうたれる)」ということわざは、 他の人よりも目立ったり、優れていたりすると、周囲から妬まれたり批判されたりする という意味で使われます。 ■ 意味 杭(くい)が並んでいる中で、一本だけ飛び出していると、 邪魔になったり目立ったりして「打たれる(叩かれる)」。 そこから転じて、 「目立つ行動をすると、周りから攻撃を受けやすい」 というたとえになりました。 ■ 使い方の例文 「彼は優秀すぎて上司に反感を買った。出る杭は打たれるものだね。」 「出る杭は打たれるというけれど、それでも自分の意見は貫きたい。」 「新人なのに目立ちすぎて、先輩たちから冷たくされている。まさに出る杭は打たれるだ。」 ■ 使う場面 優秀さや個性が原因で批判されたり孤立したりする状況 出ることを恐れて控えめにする人を諭すとき 逆に「打たれても出る杭であれ」と勇気づける場面でも使える ことわざから小説を執筆
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天衣無縫

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 天衣無縫(てんいむほう)」ということわざは、 物事や人柄に作為や欠点がなく、自然で完全なことを意味します。 ■ 意味 もともとは「天人(てんにん)の衣には縫い目がない」という中国の故事から生まれた言葉です。 天人の衣は人間の作ったものではないため、 「縫い目(=作為)」がない=「自然で美しい」「完全で欠けるところがない」 という意味になりました。 そこから転じて、 詩文や芸術などが自然で技巧を感じさせないこと 人柄が素直で飾り気のないこと を表すときに使われます。 ■ 使い方の例文 「彼女の文章は天衣無縫で、どこにも作為が感じられない。」 「あの画家の作品は天衣無縫、まるで自然がそのまま描かれているようだ。」 「彼は天衣無縫な性格で、誰とでもすぐに打ち解ける。」 ■ 使う場面 芸術・文学・表現などが自然体で美しいとき 素直で純真な人を褒めるとき 無理や計算のない魅力を称えるとき ことわざから小説を執筆
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椽大の筆

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 椽大の筆(てんだいのふで)」ということわざは、 文章や絵などの表現があまりに大げさで、実際の内容にそぐわないことをたとえた言葉です。 ■ 意味 「椽(てん)」とは、家の軒を支える太い木材のこと。 つまり「椽のように太い筆」というのは、 繊細な描写には向かないほど大げさな筆づかいということです。 そこから転じて、 言葉や表現が誇張されすぎていること 内容に見合わないほど立派に書こう、飾ろうとすること を意味します。 ■ 使い方の例文 「あの報告書は椽大の筆で、実際よりもずいぶん立派に書かれている。」 「彼の小説は椽大の筆で、人物が現実離れしている。」 「少し話を盛りすぎて椽大の筆になってしまったようだ。」 ■ 使う場面 大げさすぎる表現を批評・注意するとき 文章や発言が現実味を欠いているとき 「見栄を張った表現」をやや皮肉を込めて言うとき ことわざから小説を執筆
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天高く馬肥ゆる

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 天高く馬肥ゆる(てんたかくうまこゆる)」ということわざは、 秋の空が高く澄みわたり、馬がよく肥えるほど実り豊かな季節であるという意味です。 ■ 意味 もともとは中国の言葉で、秋になると空が澄んで高くなり、草が豊かに育つために馬がよく肥えるという様子を表しています。 そこから転じて、 秋の爽やかな季節のたとえ 実りの多い豊かな時期のたとえ として使われます。 また、現代では季節のあいさつや、秋の食欲の増す時期を指す表現としても使われます。 ■ 使い方の例文 「天高く馬肥ゆる秋、食欲が止まらない季節になったね。」 「天高く馬肥ゆるとはよく言ったもので、畑の作物もよく実っている。」 「秋晴れの空を見ると、まさに天高く馬肥ゆる季節だと感じる。」 ■ 使う場面 秋の季節感を表すとき 豊かさや実りを感じるとき 季節のあいさつや俳句・文章の導入に使うとき ことわざから小説を執筆
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天に唾する

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 天に唾する(てんにつばする)」ということわざは、 自分のした悪事や言動が、結局は自分に返ってくるという意味で使われます。 ■ 意味 天に向かって唾を吐けば、唾は自分に落ちてくる。 つまり、他人に害を与えようとして行ったことが、めぐりめぐって自分に害となることのたとえです。 悪意や不正、裏切りなど、自分勝手な行動を戒めるときに使われます。 ■ 使い方の例文 「人をだましてもうけようとするなんて、天に唾するようなものだよ。」 「親を悪く言うのは天に唾するような行為だ。」 「仲間を裏切るのは、結局自分の首を絞める。まさに天に唾するだ。」 ■ 使う場面 他人を傷つけたり、裏切ったりする行為をたしなめるとき 自分の行動が後に自分に悪影響を及ぼすことを警告するとき 因果応報を示すような場面 ことわざから小説を執筆
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天馬空を行く

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 天馬空を行く(てんばくうをゆく)」ということわざは、 非常に自由で、勢いがあり、制約にとらわれない様子を表すときに使われます。 ■ 意味 天を駆ける馬のように、想像力や才能、行動などが常識の枠を超えて伸びやかであることをたとえた言葉です。 特に、芸術・文学・発想力などが自由奔放で独創的な人をほめるときに使われます。 ■ 使い方の例文 「彼のアイデアは天馬空を行くように自由で、誰にもまねできない。」 「この詩は天馬空を行く発想で書かれていて、読む人を驚かせる。」 「彼の演技は型にはまらず、まさに天馬空を行く表現だった。」 ■ 使う場面 芸術家・作家・デザイナーなど、創造性の高い人を称えるとき 枠にとらわれない自由な発想や行動をたたえるとき 想像力や表現力がのびのびしている様子を表現したいとき ことわざから小説を執筆
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天は二物を与えず

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 天は二物を与えず(てんはにぶつをあたえず)」ということわざは、 人は何か一つの長所を持てば、他の面では欠けるところがあるものだという意味で使われます。 ■ 意味 天(自然・神)は、一人の人にすべての才能や美徳を与えない、という考えを表した言葉です。 つまり、完璧な人間はいないということを教えています。 たとえば、頭が良い人が運動は苦手だったり、美しい人が性格に難があったりするように、 何かを得れば何かを失うのが人間の常という考え方です。 ■ 使い方の例文 「彼は頭もいいし性格もいいけど、ちょっと体が弱いんだ。天は二物を与えずだね。」 「完璧な人に見えるけど、実は苦手なこともあるらしい。天は二物を与えずって言うしね。」 「美貌と才能の両方を持つ人はまれだ。まさに天は二物を与えずだ。」 ■ 使う場面 誰かの欠点を、自然なこととして受け止めるとき 完璧を求めず、現実的に物事を見たいとき 長所と短所を比較して語るとき ことわざから小説を執筆
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天は自ら助くる者を助く

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 天は自ら助くる者を助く(てんはみずからたすくるものをたすく)」ということわざは、 自分で努力する人にこそ、運や天の助けが訪れるという意味で使われます。 ■ 意味 他人任せや神頼みではなく、 まず自分の力で行動し、努力することの大切さを説いた言葉です。 「天(自然・運命・神)」は、何もせず待っている人ではなく、 自ら助かろうとする人をこそ助ける、という考え方を示しています。 ■ 使い方の例文 「ただ合格を祈るだけじゃだめだよ。天は自ら助くる者を助くって言うでしょ。」 「チャンスをつかむには、自分から動かなきゃ。天は自ら助くる者を助くだね。」 「彼は努力を惜しまなかった。まさに天は自ら助くる者を助くを体現しているよ。」 ■ 使う場面 努力や行動を促したいとき 自助努力の精神を語るとき 運や結果を待つより、まず行動すべき場面で ことわざから小説を執筆
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灯台下暗し

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 灯台下暗し(とうだいもとくらし)」ということわざは、 身近なことほど気づきにくいという意味で使われます。 意味の解説 灯台は遠くを照らすため、足元(=灯台の下)はかえって暗くなるというところから生まれた表現です。 つまり、 「遠くばかり見ていて、身近なところにある大事なことに気づかない」 という教えを含んでいます。 使い方の例文 「ずっと鍵を探していたけど、ポケットに入っていた。灯台下暗しだね。」 「才能ある人を遠くに探していたけど、実は会社の中にいたなんて、灯台下暗しだ。」 「問題の原因は意外と身近なところにあった。まさに灯台下暗しだな。」 使う場面 このことわざは、 近くにあるのに気づかずに見落としていたとき  遠くばかり注目して、身近なものを軽視していたとき  意外な発見をしたとき などに使われます。 ことわざから小説を執筆
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問うに落ちず語るに落つ

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 問うに落ちず語るに落つ(とうにおちず かたるにおつ)」ということわざは、 問い詰められたときはうまくごまかしても、自分で話すうちに本音や秘密をうっかり漏らしてしまうことを表します。 意味の解説 「問うに落ちず」=人から質問されても、上手にかわしてボロを出さない。 「語るに落つ」=しかし、自分で喋るうちに思わず真実を漏らしてしまう。 つまり、 「直接尋ねられても油断しなかったのに、自分の不用意な発言で正体(本音・嘘・秘密など)がバレてしまう」 という意味になります。 使い方の例文 「彼は最初は何も知らないふりをしていたが、雑談の中で犯人の名前を口にしてしまった。問うに落ちず語るに落つだな。」 「うまく隠しているつもりでも、つい口が滑る。問うに落ちず語るに落つとはこのことだ。」 「嘘をつく人は、どこかで話が合わなくなる。問うに落ちず語るに落つものだ。」 使う場面 このことわざは、  嘘や隠し事が、うっかりした発言でバレたとき  慎重な人が、油断して自ら失敗する様子  「言わぬが花」として、黙っていればよかったのに…という皮肉 に使われます。 ことわざから小説を執筆
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